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繰り返される悲劇 高齢者踏切事故 都内で今月3人死亡 検知装置導入追いつかず

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繰り返される悲劇 高齢者踏切事故 都内で今月3人死亡 検知装置導入追いつかず

自転車の高齢男性がはねられて死亡した京成押上線の踏切。線路脇には花が手向けられていた=27日午後、東京都葛飾区立石(緒方優子撮影) 自転車の高齢男性がはねられて死亡した京成押上線の踏切。線路脇には花が手向けられていた=27日午後、東京都葛飾区立石(緒方優子撮影)

 現在、立体的な検知ができる「3次元レーザーレーダー方式」といった高精度の検知装置が注目されている。従来、経費面のほか、精度が高すぎて動物や雪などにも反応することなどから、導入が進んでいなかった。だが、「安全性を突き詰めると危険を検知したら電車を止めることが一番」(京成電鉄)として、鉄道各社が導入に前向きだ。

 現在8カ所の踏切で導入している西武鉄道も、事故現場となった豊島区の椎名町駅近くの踏切で検討を始めた。こうした事故を受け警視庁は今月20日、緊急に12事業者を集め、高精度装置導入を呼びかけた。

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 国土交通省のまとめによると、自殺などを除く全国の踏切事故は、踏切そのものの減少や遮断機の整備に伴い、減少傾向にある。しかし、17年度から27年度までの死者数は100人前後で推移しており、重大な事故は後を絶たない。特に高齢者が関係する事故が目立ち、27年度に60代以上が関係した事故は半数を超えた。

 同省は27年、高齢者に特化した事故対策の検討会を開き、事業者向けの対策を公表。検知装置を含めた踏切の安全対策や迂回(うかい)路の整備を進めるよう求めた。

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