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移動型アジトで特殊詐欺摘発逃れ…レンタル携帯など「道具屋」摘発で成果

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移動型アジトで特殊詐欺摘発逃れ…レンタル携帯など「道具屋」摘発で成果

2016年9月29日、特殊詐欺専門の携帯レンタル会社が入るマンションを家宅捜索し押収品の段ボールを運び出す捜査官ら=東京都板橋区(撮影・納冨康) 2016年9月29日、特殊詐欺専門の携帯レンタル会社が入るマンションを家宅捜索し押収品の段ボールを運び出す捜査官ら=東京都板橋区(撮影・納冨康)

 ただ、摘発を免れようと新たな手口も確認されている。昨年12月、静岡県警などは同県内で移動する乗用車を拠点にしたグループを摘発。実行犯グループは、マンションなど固定のアジトよりも、摘発を逃れるられる可能性が高いとの思惑があるとみられる。

 警察庁によると、昨年のアジトの摘発は57件(前年比3カ所減)。賃貸マンション27カ所、賃貸オフィス24件などだったが、前年にはなかった車両2カ所、ペンション1カ所、カラオケボックス1カ所などが確認されており、警察当局の摘発を警戒し、これまでなかった新たな拠点での活動が伺える。

 特殊詐欺に不可欠な電話も、新手の回線が主流となりつつある。通常のレンタル携帯電話にかえて、ネット回線を使うIP電話や、格安スマートフォンを手がけるMVNO(仮想移動体通信事業者)の回線を利用した被害が急増。

 IP電話は基本的には固定電話のため、携帯電話不正利用防止法の適用対象外として本人確認が義務付けられない場合が多い。MVNOも新興の事業者が多く、本人確認の審査が甘いとされる。対策として、警察当局は悪用された番号の解約などを要請、無力化することで被害を防ぐとしている。

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