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【衝撃事件の核心】「あなたは性病です」…詐欺クリニック院長がつけ込んだ患者の「羞恥心」

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【衝撃事件の核心】
「あなたは性病です」…詐欺クリニック院長がつけ込んだ患者の「羞恥心」

性病と偽り薬代を詐取したとして、詐欺容疑で逮捕された林道也容疑者(フードの男性)=東京都新宿区(橋本昌宗撮影) 性病と偽り薬代を詐取したとして、詐欺容疑で逮捕された林道也容疑者(フードの男性)=東京都新宿区(橋本昌宗撮影)

 地裁判決によると、血液検査では抗体を示す数値が「0・90」未満が陰性、以上で陽性の可能性があるとされたが、林容疑者は自身の判断で「0・00以上」を陽性としていた。

 検査を委託していた外部機関はそもそも性病の検査結果を「陰性」と明記していたが、林容疑者は「陽性」とする検査結果の用紙を改めて別に作成。男性に「陽性だった」と示していた。

病院で寝泊まり、生活に困窮?

 背景や動機として浮かぶのは、生活の困窮や遊興費の捻出(ねんしゅつ)だ。捜査関係者によると、林容疑者は以前住んでいた世田谷区のマンションを引き払い、クリニックで寝起きするなど、裕福な生活からは程遠かったとみられる。

 一方、ある医療関係者は「性病は治療に時間もかからないし、薬代だけではほとんどもうけにはならない」と首をかしげる。

 医療行為は点数に換算され、その点数に基づいて患者の自己負担や、健康保険による診療報酬が決まっていくが、仕入れ値と薬代の差額を稼ぐ手法はリスクに見合うものではない。

 この医療関係者は「不必要な検査を繰り返すなど、悪知恵でもうけようとすれば他にいくらでも方法があるのに、なぜこんな手口を選んだのか」と疑問を口にする。

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