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【電通女性社員過労自殺】
高橋まつりさん母コメント全文「謝罪、再発防止約束も、娘は二度と帰ってくることはありません」
以上、会社との合意には至りましたが、会社側がどんなに謝罪を述べたとしても、再発防止を約束したとしても、娘は二度と生きて帰ってくることはありません。
しかし、まつりが今でも東京のどこかで元気に暮らしているような気がしてなりません。
テレビに映る娘の姿を見る度に「ああ、本当にまつりは死んでしまったんだなぁ」と茫然とします。
まつりに会いたい。
まつりを抱きしめたい。
でも二度と叶うことはないのです。
娘を失った悲しみが癒えることは決してありません。
しかし、娘の尊厳を守るためにした労災認定の発表で、娘は労働問題のシンボルになり、日本中の働く人に大きな波紋を投げかけることになりました。
娘や、これまで過労で亡くなった多くの人たちの死を無駄にしないためにも、日本に影響力のある電通が改革を実現してほしいと思います。
深夜残業禁止令を出しても、業務量や人員の調整・コントロールをしないと、時間規制は実現できません。業務量などの現状を改革していくことに対しては、企業の中に反対する人もいるでしょうが、強い決意をもって改革を実行していただきたいと思います。