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【文科省天下り斡旋】不祥事続きの文科省「最悪のタイミング」

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【文科省天下り斡旋】
不祥事続きの文科省「最悪のタイミング」

文部科学省=19日午後、東京・霞が関 文部科学省=19日午後、東京・霞が関

 「最悪の事態だ」。文部科学省が元高等教育局長の早稲田大への天下りを斡旋(あっせん)した問題は19日、前川喜平事務次官(62)が引責辞任する事態に発展、省内に激震が走った。同省では昨年12月に多額の税金を投入した高速増殖炉原型炉もんじゅの廃炉が決まり、今月初旬には人事異動案の一斉メールによる誤送信問題が起きたばかり。新たに表面化した不祥事に、幹部たちは一様に表情を曇らせた。

 「驚いたが、元高等教育局長と同期ということもあり、腹をくくったのでは」。同省幹部の一人は辞任の意向を固めた前川次官の心中を推し量った。

 昭和54年に当時の文部省に入った前川氏は義務教育行政を担う初等中等教育局長などを経て、元高等教育局長が早稲田大へ移った後の昨年6月から次官を務めていた。ざっくばらんな人柄に加え、政府内に教育予算や教員定数削減などの方針が浮かぶと、インターネット上で批判的な意見を展開するなど異色の文科官僚としても知られた。

 今回の不祥事に戸惑いや怒りを示す幹部は少なくない。「国会の開会を控えたこの時期に、最悪のタイミングだ。政府全体に悪影響が出なければいいが」。ある幹部はこう話し、再就職等監視委員会の調査に文科省が虚偽説明をしていたことには「完全に対応を誤った。省として危機管理能力がなかったとしか言いようがない」とうなだれた。

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