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偽性病診断で強制捜査へ 薬代詐取 被害額数千万円か 警視庁

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偽性病診断で強制捜査へ 薬代詐取 被害額数千万円か 警視庁

 患者が性病だったとする虚偽の診断結果を示し、不要な投薬を繰り返して薬代をだまし取ったとして、警視庁捜査2課が詐欺容疑で、東京都新宿区の「新宿セントラルクリニック」院長の男(69)の強制捜査に近く乗り出す方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。医師の立場を悪用し、周囲に相談しづらい性病を偽装するなど悪質性が高いと判断。男は「同じ方法で数千人を診断した」と話しており、被害額は数千万円にのぼる可能性もある。

 捜査関係者によると、院長は、性病のクラミジアに似た症状が出てクリニックに診察を受けに来た60代の男性に尿検査を実施。実際には陰性にもかかわらず、クラミジアが陽性と診断して不要な投薬を繰り返し、男性から約3カ月間で薬代約3万円をだまし取った疑いが持たれている。

 院長は陽性と判断する基準値を偽り、検査で出た患者の数値が基準に満たないにもかかわらず、陽性に見せかけて虚偽の診断結果を告げていた。

 男性は数値を改善するはずの投薬を受けていたが、投薬後も数値は改善しなかった。不審に思って別の病院を受診したところ、「クラミジアではない」との診断を受けたという。

 男性は性病の診断が虚偽だったなどとして提訴。東京地裁は平成27年3月、院長に損害賠償を命じる判決を言い渡していた。

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