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【電通会見】殺されても放すな…「鬼十則」 石井社長「企業風土の悪い面に経営が手を打てていなかった」

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【電通会見】
殺されても放すな…「鬼十則」 石井社長「企業風土の悪い面に経営が手を打てていなかった」

電通本社ビル=東京都港区(伴龍二撮影) 電通本社ビル=東京都港区(伴龍二撮影)

 新入社員の過労自殺は、「広告界のガリバー」トップの進退に発展した。電通の石井直(ただし)社長は28日、会見で「過重労働の解決に至っていない」と辞任を表明。経営陣の努力不足を理由に挙げ「働き方すべてを見直す」と誓った。ただ、長時間労働をいとわない企業風土は根強い。メディアの広告を牛耳り、華やかなスポーツイベントも取り仕切る裏側では、社員の過酷な労働実態があった。

 「プロフェッショナリズムを社員は強く意識しており、仕事を断らないとか、すべてが過剰だった。企業風土の悪い面に経営が手を打てていなかった」。石井社長は会見で忸怩(じくじ)たる思いを述べた。

 複数の社員によると、社内では深夜残業は当たり前で、納期が迫ると徹夜も続いた。定期的に「部会」と称される飲み会も実施。取引先などを呼んで接待するのが目的だ。新入社員が幹事を担当し、終わっても反省会が開かれ、午前4時ごろまで先輩から説教を受けることもあったという。

 自殺した高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺した当日も部会が予定され、高橋さんは「嫌な仕事が待っている」と感じていたという。

 入社直後は厳しい指導が続く。《取り組んだら放すな、殺されても放すな》と過激な表現が並ぶ仕事の心得「鬼十則」を暗記するよう求められた。20代の女性社員は「つらいけど、みんな乗り越えてきているから」と語った。

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