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【死刑制度廃止論】闇サイト殺人遺族の磯谷富美子さん基調講演詳報 「被害者が1人でも、私にとってはかけがえのない大切な娘」 残忍な殺害状況も子細に…

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【死刑制度廃止論】
闇サイト殺人遺族の磯谷富美子さん基調講演詳報 「被害者が1人でも、私にとってはかけがえのない大切な娘」 残忍な殺害状況も子細に…

シンポジウムでは死刑制度をめぐり、犯罪被害者遺族の磯谷富美子さん(中央)らが意見を交わした =17日、東京都千代田区(滝口亜希撮影) シンポジウムでは死刑制度をめぐり、犯罪被害者遺族の磯谷富美子さん(中央)らが意見を交わした =17日、東京都千代田区(滝口亜希撮影)

 堀は死刑から無期懲役に減刑された途端、謝罪の手紙を送りたいという申し出もなくなり、何も言ってこなくなりました。本気で反省し、謝罪する気があったらこれまでに犯した犯行を自供していたはずです。現に堀を死刑から無期懲役に減刑した2審判決も堀に対し、「自らが行った行為に対し、正面から向き合って真摯に反省しているとまではいえない」としています。強盗殺人という重大事件を犯し、4年近くたっても反省できない人を、どうして更生の可能性があると判断できたのか、私には分かりません。

 堀は上告棄却で無期懲役が確定してから一月もたたないときに、娘の事件の9年前に犯した面識のない人を2人も殺害した強盗殺人事件で逮捕されました。また、その翌年には、娘の事件の1年前に起こした別の強盗殺人未遂事件で逮捕されました。これで2審の裁判官や犯罪心理鑑定士の「犯罪傾向は進んでいない。犯罪の親和性は低い」とした判断が誤りだったことが明らかとなります。この2つの事件の裁判では1審、2審ともに死刑判決が下されていますが、即日上告しています。

まじめに生きている人を守る司法に

 もう1人、自首減刑で無期懲役が確定した川岸は1審の判決が下されたその日の取材で「誰のおかげで事件が解決したかとの思いだったから満足している。今でも悪いことはばれなきゃいいという気持ちは変わらない」と答えています。

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