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【死刑制度廃止論】闇サイト殺人遺族の磯谷富美子さん基調講演詳報 「被害者が1人でも、私にとってはかけがえのない大切な娘」 残忍な殺害状況も子細に…

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【死刑制度廃止論】
闇サイト殺人遺族の磯谷富美子さん基調講演詳報 「被害者が1人でも、私にとってはかけがえのない大切な娘」 残忍な殺害状況も子細に…

シンポジウムでは死刑制度をめぐり、犯罪被害者遺族の磯谷富美子さん(中央)らが意見を交わした =17日、東京都千代田区(滝口亜希撮影) シンポジウムでは死刑制度をめぐり、犯罪被害者遺族の磯谷富美子さん(中央)らが意見を交わした =17日、東京都千代田区(滝口亜希撮影)

 その間、娘は「殺さないって言ったじゃない」「お願い、助けて」「死にたくない」「お願い、話を聞いて」と、途切れ途切れに絞り出すような最後の言葉を発しました。それを聞いても誰も躊躇することなく「まだ生きてやがる」と行動はますますエスカレートしていきました。顔面の縦横にガムテープを23周ぐるぐる巻きにし、頭からすっぽりレジ袋をかぶせ、その首元から頭にかけてガムテープで8周まわしてとめ、その後、神田はロープで首を絞めました。それでもおさまらずに神田は、もう痙攣がはじまっている娘に対し、その頭に30回から40回金槌を振り下ろしました。

 娘は3人がかりのために手足の自由を奪われ、抵抗することもできずに虫けらのように殺されていきました。警察は「生き埋めと同じだ」と言いました。死因は窒息死です。親として、我が子をこのような形で亡くすことほど辛く苦しいことはありません。娘も同じ思いです。娘は生前、親しい人に「一番の親不孝は親より先に死ぬことだから私は絶対にそんなことはしない」といったそうです。ですから、薄れゆく意識の中で1人残していく私のことを心配していたのではないかと思うと、胸が苦しくなります。

私が3人の死刑望むのは当然

 あえてむごい内容をお話ししたのは死刑反対と軽々しく口に出してほしくないからです。私が3人の死刑を望むのは当然のことです。ここにいらっしゃる皆さまも、最愛の人が何の関係も落ち度もないのにこのような形で命を奪われていったとしたら、同じ思いになるのではありませんか。それでも生きて償わせるとおっしゃるのでしょうか。(作家の瀬戸内寂聴さんが、死刑廃止をめぐる日本弁護士連合会のシンポジウムに寄せたメッセージの中で発言した)「殺したがるバカども」と罵倒されなければならないのでしょうか。この言葉は加害者に向けるべき言葉ではないでしょうか。

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