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【死刑制度廃止論】闇サイト殺人遺族の磯谷富美子さん基調講演詳報 「被害者が1人でも、私にとってはかけがえのない大切な娘」 残忍な殺害状況も子細に…

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【死刑制度廃止論】
闇サイト殺人遺族の磯谷富美子さん基調講演詳報 「被害者が1人でも、私にとってはかけがえのない大切な娘」 残忍な殺害状況も子細に…

シンポジウムでは死刑制度をめぐり、犯罪被害者遺族の磯谷富美子さん(中央)らが意見を交わした =17日、東京都千代田区(滝口亜希撮影) シンポジウムでは死刑制度をめぐり、犯罪被害者遺族の磯谷富美子さん(中央)らが意見を交わした =17日、東京都千代田区(滝口亜希撮影)

 私が姉と2人で始めた3人の極刑を求める署名活動に多くの方が賛同し、33万2806名もの署名が集まったことでも分かります。死刑制度の廃止を目指す前に人権擁護大会でやっていただきたいのは、被害者やその家族の人権や処遇を、被疑者や被告人同様に憲法に明記していただくように働きかけていただくことです。奪われた命の尊さを、死んだ者には人権はないなどと、否定しないでください。死刑判決が下されるのは本当にわずかな犯罪だけです。よほどの罪を犯さなければ死刑にはなりません。確かに人が裁く以上、冤罪の危険性がないとはいえません。遺族も真犯人を野放しにするような冤罪は望んでいません。しっかり裁いてほしいと思っています。

 真実をしゃべらせ、その罪に見合う刑罰が科せられるよう働くのが弁護人の仕事と思っていましたが、どうもそうではなさそうです。死刑の可能性がある被告人に黙秘権を行使し、何も話さないようにすすめるなど、こんなやり方で刑が軽くなった被告人は犯した罪と向き合うこともせずに、刑を軽くするやり方を学び、もっと凶悪になっていくのではないでしょうか。

 終身刑といいますが、誰が彼らを死ぬまで養うのですか。それとも自給自足の生活を強いるのですか。そんなことをしたらまた人権人権と叫ぶのではありませんか。被害者遺族の税金も彼らの生活の足しになってしまいました。大切な人を殺され、死刑を望む遺族も彼らを生かすために協力しなければならないのですか。

 最後に死刑反対の方にお聞きしたいです。あなたの娘や息子の命、それに愛する家族の命を奪った加害者に対しても死刑反対と言えるのでしょうか。本当に親として家族の一員として反対に満足なのでしょうか。ひとごととしてではなく、自分に振り返ったらどうだろうと今一度お考えください。

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