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元オウム・中川死刑囚「麻原氏は宗教家以前に犯罪者」手記で非難 「教団が殺人を犯すと思って入信した者は皆無」

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元オウム・中川死刑囚「麻原氏は宗教家以前に犯罪者」手記で非難 「教団が殺人を犯すと思って入信した者は皆無」

 13人が死亡、6千人以上が重軽症を負った平成7年3月の地下鉄サリン事件で使われたサリン製造に関与したなどとして、刑が確定した元オウム真理教幹部、中川智正死刑囚(54)が、事件当時を振り返った手記を発表した。かつて「尊師」と敬った麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(61)を「麻原氏」と呼び、殺人や化学兵器製造と無縁の宗教団体を変容させたとして「宗教家以前に犯罪者」と非難した。

 手記は専門誌「現代化学」の今年11月号の6ページを割いて掲載された。冒頭と結びで、事件の被害者に対して「おわび申し上げる」と謝罪し、サリン製造の経緯を詳述した。事件から来年3月で22年となる。

 教団による一連の事件を研究する毒物学者で、23年から中川死刑囚との面会を続ける米コロラド州立大のアンソニー・トゥー名誉教授(86)が執筆を勧めた。

 手記で中川死刑囚は、麻原死刑囚は「ヨガや瞑想(めいそう)の指導者としての能力は極めて高かった」とする一方で「自分を深く信頼している者を選んで、殺人や化学兵器の製造などを命じた」と指弾。「私を含めて、教団が殺人を犯すなどと思って入信した者は皆無」だったと訴えた。

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