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「望むのは死刑だけ」 闇サイト殺人遺族、日弁連の死刑廃止宣言に憤り 17日にシンポジウム

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「望むのは死刑だけ」 闇サイト殺人遺族、日弁連の死刑廃止宣言に憤り 17日にシンポジウム

磯谷利恵さんの写真の前で、思いを語る富美子さん=名古屋市(滝口亜希撮影) 磯谷利恵さんの写真の前で、思いを語る富美子さん=名古屋市(滝口亜希撮影)

 「2020年までに死刑制度の廃止を目指すべきだ」とする日本弁護士連合会の死刑廃止宣言をめぐり、遺族から反発の声が上がっている。「加害者に望むのは死刑しかない」。平成19年に「闇サイト殺人事件」で一人娘を奪われた磯谷富美子さん(65)は、各地の講演で死刑の必要性を訴え続けてきた。

 「事件のことを話すと娘のむごい姿につながり、つらい。でも、娘が亡くなったことを無駄にしたくない」。磯谷さんが事件を語り続けてきたのは「被害者の現状を知ってもらいたい」という思いからだ。

 長女、利恵さん=当時(31)=は19年8月、名古屋市の路上で拉致、殺害された。顔に粘着テープを巻いてレジ袋をかぶせ、頭をハンマーで数十回殴るなど、闇サイトで知り合った男3人による犯行は残虐さを極めた。「被害者が1人でも、死刑にしてほしい」と33万人を超える署名を集めたが、死刑確定は1人。2人は無期懲役だった。

 「彼らに謝罪を望んだことは一度もない。死刑しかない」と磯谷さん。法相が交代するたび「きちんと執行する人か」と経歴や発言に注目した。死刑廃止宣言には「遺族のことを全く考えていない」と憤る。宣言で「国民は弁護士のほとんどが死刑廃止を求めていると捉えてしまうのではないか」との懸念もある。

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