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ビッグモーター店長間現金やり取り 中古車業界、背景に保険契約めぐる「激しいパイの奪い合い」

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ビッグモーター店長間現金やり取り 中古車業界、背景に保険契約めぐる「激しいパイの奪い合い」

 そうした中で収益を上げるには、保険代理業務で稼ぐ手数料が重要になる。この損保関係者は「法令違反だが、『保険を切り替えてくれれば車の価格を値引きしますよ』と持ちかけてでも、保険を売り込む業者も実在する」と内情を明かす。

 任意保険は加入率が高く、他社からの切り替えが前提で、顧客の奪い合いに勝つために報酬などのインセンティブ(動機付け)を社内に設定する業者も多いという。

   急成長の陰で

 民間調査会社によると、ビッグモーターは昭和50年創業で、平成17年に関西を拠点とする「ハナテン」を傘下に収めるなど積極的に事業展開し、今年6月時点で従業員2千人、売上高1千億円を超える。

 業績拡大の過程で、今回判明した現金授受が競争をあおる「アメとムチ」の役割を担っていた可能性がある。取材に応じたある店長は「店長になれば(現金授受の輪に加わるのが)当然と思っていた。『罰金』というイメージは持っておらず、モチベーションになるので不満はない」と話す。

 ただ、ある労働基準監督署幹部は「現金を受け取る側になることもあり、罰を受けたという意識が薄れるのではないか。店長の中に異論を唱える人が出ないから続いたのだろう」と推測する。

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