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【電通に強制捜査】厚労省、電通幹部を事情聴取へ 残業代不払い容疑でも捜査

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【電通に強制捜査】
厚労省、電通幹部を事情聴取へ 残業代不払い容疑でも捜査

 電通の新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺した問題をめぐり、厚生労働省は、社員の違法な長時間労働を認識していたか調べるため、電通の役員を含めた幹部を事情聴取する方針を決めた。勤務時間の過少申告を強制させられた疑いもあり、残業代不払い容疑でも捜査する。

 塩崎恭久厚労相は8日の閣議後会見で「長時間労働で自殺に追い込まれることはあってはならない。法律にのっとり、すべきことをしていく」と述べた。

 厚労省は労働基準法違反容疑で法人としての電通を東京地検に書類送検する方針を固めているが、聴取後、幹部を含めた労務や人事の担当者も送検するか検討する。

 厚労省などの調査によると、30人を超える社員が残業時間を実際より月100時間以上減らして申告していたことが分かっている。申告時間以外で会社に残っていた時間が、月200時間を超える社員がいた可能性もあり、このうち何時間が残業に当たるか調べる。

 過少申告と実態の間で残業代の不払いが生じている疑いもあり、勤務表や入退館ゲート記録などを押収し、全社的な実態解明を進めている。

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