産経ニュース

元日産社員に猶予付き判決 企業情報不正取得の罪「転職先で活用と推認」と女性裁判長

ニュース 社会

記事詳細

更新


元日産社員に猶予付き判決 企業情報不正取得の罪「転職先で活用と推認」と女性裁判長

 日産自動車のサーバーに接続して企業秘密に当たる新型車の企画情報を不正取得したなどとして、不正競争防止法違反(営業秘密の領得)の罪に問われた元社員岡村賢一被告(39)に横浜地裁は31日、起訴内容の一部を無罪とした上で、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

 被告側は「持ち出した情報は営業秘密に当たらない」と起訴内容を否認。無罪を主張していたが、近藤宏子裁判長は「情報にはアクセス制限が掛けられており、被告は営業秘密と認識していた。転職先で活用しようとしたと推認できる」と指摘した。

 判決によると、平成25年7月、新型車の企画情報などのファイルデータを複製。検察側は、22年11月~25年7月、車の製造工程などが書かれた教本の一部を複写した後、転職先の別の自動車メーカーに持ち込んだとする罪でも起訴したが、裁判長は「日産の社内で教本は秘密として管理されていなかった」として無罪と判断した。

「ニュース」のランキング