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警備計画の決裁を拒否…男性警部自殺で前署長のパワハラ認定 埼玉・秩父署

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警備計画の決裁を拒否…男性警部自殺で前署長のパワハラ認定 埼玉・秩父署

 埼玉県警は21日、秩父署地域課長兼山岳救助隊長で7月に自殺した男性警部=当時(52)、警視に昇進=にパワーハラスメントをしたとして、前秩父署長の男性警視(56)=警務部付=を戒告の懲戒処分にした。パワハラが自殺の原因となったことも認定した。前署長は同日、依願退職した。

 処分理由は3下旬~7月上旬、部下だった課長を大声で感情的に叱るなどして精神的苦痛を与えたとしている。課長は7月10日、自宅で自殺しているのが発見された。仕事の悩みなどを記した遺書を残しており、県警が経緯を調査していた。

 県警によると、課長は自殺する3日前、幹部会議で7月下旬に開催する「秩父川瀬祭」の警備計画の決裁を前署長に拒まれた。部下らに対して「何度決裁に行っても方針が定まらない。疲れた」などと漏らしていたという。

 また、課長の4~5月の休日は3日程度だったことも判明。県警は自殺の要因を「仕事上の悩みと長時間勤務による心身の疲れがあった」と判断した。

 前署長は調査に対し「感情的な指導を繰り返し、心理的負担を与えていることに気付かなかった」と釈明したという。

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