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【熱血弁護士 堀内恭彦の一筆両断】容認できない 日弁連の「死刑廃止」宣言

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【熱血弁護士 堀内恭彦の一筆両断】
容認できない 日弁連の「死刑廃止」宣言

 「死刑」制度は廃止すべきか?賛否両論あるが、内閣府の世論調査によれば、「死刑はやむを得ない」との回答は約8割もの大多数に上り、「廃止すべき」の1割を大きく上回っている。これが現在の日本国民の率直な民意といえるだろう。

 これに対して、日本弁護士連合会(日弁連)は、今月7日、福井市で開催される「人権擁護大会」において、明確に「死刑廃止」を宣言する予定である。2020年までに死刑を廃止し、代わりに「終身刑」の導入を提言するという。「国際社会では死刑廃止が大勢となっている」「冤(えん)罪(ざい)で死刑が執行されると取り返しがつかない」などが死刑廃止の主な理由である。

 しかし、あまり説得力はない。自国の刑罰をどう定めるかはその国の歴史・文化・国民感情に根差すものであって、日本には日本独自の「けじめ」をつける刑罰観がある。ことさらに国際社会に同調する必要はない。

 「冤罪」についても、神ならぬ人間が行う裁判である以上、冤罪の可能性がゼロになることはあり得ない。死刑囚だけに冤罪があるわけではない。また、「精密司法」と呼ばれる慎重かつ緻密な刑事裁判手続を誇る日本と、独裁国家や「逮捕、即死刑」のような未熟な手続・人権概念しかない国々とを同列に論じることもできない。

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