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「灯台放送」終了へ 9月30日正午で 気象情報流し67年

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「灯台放送」終了へ 9月30日正午で 気象情報流し67年

 石川県輪島市の舳倉島で「船舶気象通報」を放送する海上保安庁の職員=1996~97年ごろ(海上保安庁提供)  石川県輪島市の舳倉島で「船舶気象通報」を放送する海上保安庁の職員=1996~97年ごろ(海上保安庁提供)

 海上保安庁が沿岸を航行する船に風向きや風速といった気象情報を提供するラジオ放送「船舶気象通報」が30日正午で終了する。昭和24年の開始以来67年間、船舶関係者や無線愛好者から「灯台放送」と呼ばれて親しまれてきたが、スマートフォンなどでも同じ情報が入手できるようになったため、役目を終える。

 「各局、各局、各局、こちらは八丈島」などのコールで始まる灯台放送は周波数1670・5キロヘルツで、毎正時ごとに全国29地点の観測情報を、決まった順番で読み上げる。1地点当たり1~2分で、1時間で一巡する。

 開始当初はモールス信号だったが、54年に職員が読み上げるようになった。現在では、観測から読み上げ、放送まで全て自動化されている。

 ただ海保は近年、29カ所を含む計133カ所のデータを、インターネットで「海の安全情報(MICS)」として提供しており、スマホなどでいつでも確認できるようになった。

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