産経ニュース

海保の巡視船「かとり」36年の任務に幕 10月15日に最後の一般公開 

ニュース 社会

記事詳細

更新


海保の巡視船「かとり」36年の任務に幕 10月15日に最後の一般公開 

10月21日に任務を終える銚子海上保安部の巡視船「かとり」=千葉県銚子市(城之内和義撮影) 10月21日に任務を終える銚子海上保安部の巡視船「かとり」=千葉県銚子市(城之内和義撮影)

 銚子海上保安部所属の巡視船「かとり」(片山貴巳船長ら23人乗り組み)が老朽化のため、10月21日で36年間の活動に終止符を打つことが決まった。同保安部によると、かとりは昭和55年の同日に同保安部に就役。以来地球24周分を航行し、三原山噴火、熊本地震などの災害の際にも活躍してきた。巡視船も“全国転勤”する海上保安庁では、一度も配置替えがないまま解役する船は珍しいという。10月15日には最後の一般公開が銚子市川口町の銚子港岸壁で行われる。

 全長77・8メートル、全幅9・6メートル、総トン数は680トン。昭和50年代、200カイリの排他的経済水域の設定などを見据えた新海洋秩序対策の一環として建造された通称「しれとこ型」巡視船28隻のうちの1隻で、同型ではかとりが現役最後の船となる。

 今年8月末時点の総航行距離は約96万キロ。昭和61年の三原山噴火では全島避難を支援するため出動し、島民500人以上を輸送した。また、船内には飲料水約150トンを蓄えることができるため、今年4月の熊本地震など被災地での給水支援にも活躍した。

続きを読む

「ニュース」のランキング