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【原発最新事情】「四方八方から石が飛んでくる」 田中俊一委員長任期間近の原子力規制委が抱える火ダネとは

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【原発最新事情】
「四方八方から石が飛んでくる」 田中俊一委員長任期間近の原子力規制委が抱える火ダネとは

記者会見する原子力規制委員会の田中俊一委員長=9月21日、東京都港区 記者会見する原子力規制委員会の田中俊一委員長=9月21日、東京都港区

 原発の再稼働の鍵を握る原子力規制委員会が9月19日、5年目を迎えた。田中俊一委員長(71)の任期は残り1年になり、“田中体制”は最終年に入る見込み。原発の推進派からも反対派からも批判の嵐が吹き荒れているが、「独立」を旨とする規制委は意に介せず、このまま突き進んでいくのだろうか。(原子力取材班)

「解散せよ」と息巻く反原発派

 「四方八方からいろんな石が飛んでくる。その中で、独りよがりになるのは戒めなければいけない。十分に規制行政を担っていくための質、量ともまだ少し足りない。少し時間はかかる」

 規制委の田中俊一委員長は記者会見で、5年目を迎えることについてこう語った。

 確かにこの4年、いろんな“石”が飛んだ。

 特に反原発派の執拗なまでの攻撃には辟易していたようだ。9月17日には「再稼働阻止全国ネットワーク」からさっそく、抗議声明が届いた。

 声明には「川内原発の稼働を直ちに止めなさい」「高浜原発の合格を撤回しなさい」「全ての原発の審査を中止しなさい」などと並ぶ中、「さもなくば、原子力規制委員会は解散しなさい」と訴えた。

 この4年間このような文書がそれこそ山のように規制委に届いている。

 規制委はよっぽどストレスを抱えていることだろう。5年の任期が切れても再任は可能だが、70歳を超えた田中委員長は再任を「考えたことがない」としており、最終年になるのが確実の見込みだ。

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