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【編集局から】大震災を伝え続ける意味…教訓を生かせ!

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【編集局から】
大震災を伝え続ける意味…教訓を生かせ!

 東日本大震災から5年半となった11日付の「心をつなごう日本」では、宮城県女川町の女川中学校の卒業生らが取り組んでいる「いのちの石碑プロジェクト」を取り上げました。津波の教訓を俳句にして石碑に刻み、町内21カ所の浜に建立するというこの試みには、町の人たちの1000年後の命を守ろうという思いが込められているそうです。

 何度も大津波に襲われている三陸沿岸などでも月日がたつにつれて津波の記憶が薄れ、多数の犠牲者が出るという悲劇を繰り返してきました。女川の取り組みはこうした「負の歴史」に終止符を打つヒントになると思います。

 東日本大震災に相当するとされる869年の貞観地震の18年後に東海・南海地震が起きたと推定されています。東日本大震災の教訓を生かせば、次の災害における被害を最小限に抑えることも可能です。東日本大震災を伝え続けていく意味はまさにそこにあるのです。(副編集長 吉田憲司)

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