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【にっぽん再構築・インフラが危ない(2)】最も危険な橋250カ所 二階俊博氏、インフラ整備に再び国費投入へ「命は守る」

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【にっぽん再構築・インフラが危ない(2)】
最も危険な橋250カ所 二階俊博氏、インフラ整備に再び国費投入へ「命は守る」

老朽化により2トン以上の車両の通行が規制されている吾妻橋=8月4日、栃木県栃木市大平町(池田証志撮影) 老朽化により2トン以上の車両の通行が規制されている吾妻橋=8月4日、栃木県栃木市大平町(池田証志撮影)

 栃木県栃木市南部に位置する大平町。緑がまぶしい水田地帯をのどかに流れる利根川水系の巴波(うずま)川に架かる1本の橋がある。

 「吾妻(あづま)橋」。昭和13年に造られた鉄筋コンクリート造りの市道橋だ。長さ39メートル、幅3・8メートル。軽自動車でもすれちがえないほど狭い橋だが、戦前は農産物の出荷に欠かせない輸送路として利用され、戦後の高度経済成長期には建築用の砂利を積んだトラックが通った。町の産業道路であり、人々の生活道路でもあった。

 それから78年。アスファルトの路面や欄干にはひびが入り、土手に下りて橋桁を見上げると、コンクリートは崩れ、さびた鉄筋が露出しているのが見える。平成26年度に栃木市が行った危険度判定では、栃木県内で2つしかない最も危険な「区分IV(緊急措置段階)」に指定された橋梁(きょうりょう)だ。

 栃木市は2トン以上の車両の通行を規制したが、実際には農繁期になると、トラックに農機具を積んだ軽トラックがやむを得ず通行することもある。吾妻橋を利用する農業の男性は「いつ壊れるかと怖くて、スピードを落として渡っている」と打ち明ける。

   ◇   ◇

 「市には何年も前から改修するように頼んでいるのに、『予算がない』の一点張りだ」。地域の元自治会長、板垣彰さん(67)は声を荒らげる。

 橋のたもとに住む農業、大森淳さん(76)も「朝夕は通勤や通学で使う人も多くて、いつも冷や冷やしている。早く直してほしい」と不安を隠さない。

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