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【東日本大震災2000日】被災地に咲け「あいりちゃん」 現場に咲いた名もなき花を商標登録

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【東日本大震災2000日】
被災地に咲け「あいりちゃん」 現場に咲いた名もなき花を商標登録

佐藤愛梨ちゃんの死亡現場に咲き、「あいりちゃん」の名で商標登録されることが決まった花(菅原淳一さん提供) 佐藤愛梨ちゃんの死亡現場に咲き、「あいりちゃん」の名で商標登録されることが決まった花(菅原淳一さん提供)

 東日本大震災で亡くなった宮城県石巻市の幼稚園児、佐藤愛梨ちゃん=当時(6)=が犠牲になった現場に咲いた名もなき花が、「あいりちゃん」の名称で商標登録されることが決まった。これを記念して9月9日、仙台市泉区の東北生活文化大高で、追悼のフラワーアートイベントが開かれる。

 愛梨ちゃんは通園バスで帰宅する途中、石巻市南浜地区で津波に遭った。バスが炎上し、他の園児4人とともに命を落とした。現場一帯は平成30年度までに復興祈念公園として整備される計画で、現在、かさ上げ工事が進んでいる。

 花は震災から4年後の昨年5月、現場の道端に群生しているのが見つかった。フランス菊の一種とみられ、白い花を咲かせる。遺族の支援者で芸術家の菅原淳一さん(52)が1輪を持ち帰り、同県利府町の自宅で栽培。今年春に再び開花した。

 菅原さんは「花は愛梨ちゃんの分身。彼女の名で商標化し、生きた証しを残そう」と特許庁に商標登録を出願し、承認を得た。花は種が取れ、水素水を使った培養法で株を増やしている。

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