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前橋連続強盗殺人、男に死刑判決「強固な殺意で執拗かつ残虐に殺害」

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前橋連続強盗殺人、男に死刑判決「強固な殺意で執拗かつ残虐に殺害」

高齢者3人殺傷事件の判決が言い渡された前橋地裁の法廷=20日午前(代表撮影) 高齢者3人殺傷事件の判決が言い渡された前橋地裁の法廷=20日午前(代表撮影)

 前橋市内の住宅で平成26年、高齢者が相次ぎ襲われ2人が死亡、1人が重傷を負った事件で、強盗殺人などの罪に問われた同市本町の無職、土屋和也被告(27)の裁判員裁判の判決公判が20日、前橋地裁で開かれた。鈴木秀行裁判長は「小柄で非力な高齢者に対する一方的な凶行は、卑劣かつ冷酷」として、求刑通り死刑を言い渡した。

 判決理由で鈴木裁判長は「犯した罪を悔い改めることなく人命軽視の強盗殺人を2回行った。厳しい非難は免れない」と指摘。「稚拙だが計画的で、強固な殺意に基づく執拗(しつよう)で残虐な殺害方法」と厳しく非難した。高齢者の多い住宅街での無差別犯行で、社会的影響も大きかったとした。

 公判で、弁護側は土屋被告の不遇な生い立ちや広汎性発達障害などが犯行に影響を与え、死亡した2人への「殺意は弱かった」と主張した。しかし鈴木裁判長は「自らの行為を認識し、確定的な殺意があったと強く推認できる」と退けた。

 判決によると、土屋被告は26年11月から12月にかけ、前橋市内の住宅2軒に侵入。小島由枝さん=当時(93)=と川浦種吉さん=同(81)=を殺害、川浦さんの妻に重傷を負わせ、現金や食料を奪った。

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