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「違約金を払え」「親に言うぞ」とAV出演を強要… 横行する悪質な勧誘や契約 業者の常套句は「誰にもばれない」

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「違約金を払え」「親に言うぞ」とAV出演を強要… 横行する悪質な勧誘や契約 業者の常套句は「誰にもばれない」

一人で悩まず相談を

 AVをめぐる被害者支援などを手がける「ポルノ被害と性暴力を考える会」によると、同会に寄せられる相談は26年ごろから急増しているという。

 人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」が3月に公表した報告書によると、職業安定法などには有害な業務から労働者を守る規定があるが、プロダクションなどは労働契約ではなく、女性がマネジメントを「委任」「委託」した形の契約にするなどして巧みに規制を逃れるという。

 ただ、こうした契約でも「意にそぐわないAV出演に従う必要はない」と関係者は指摘する。民法上、契約が公序良俗に反するものであった場合、契約自体が無効とされる。

 実際、女性側が法廷で勝訴した例もある。昨年9月、AV出演を拒否した20代の女性にプロダクション側が違約金約2400万円を求めた訴訟で、東京地裁(原克也裁判長)は「プロダクションは莫大(ばくだい)な違約金を盾に、意に反して出演を迫った」として、支払い責任はないと判断した。

 「ポルノ被害と性暴力を考える会」担当者は「『誰にもばれない』などと言って撮影しない理由をそいでいくのが業者の常套(じょうとう)手段。女性は一人で悩まず相談してほしい」としている。

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