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全日空機、気圧低下で乗客鼓膜破れる 安全委が調査

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全日空機、気圧低下で乗客鼓膜破れる 安全委が調査

 国土交通省は31日、羽田空港を27日朝に離陸直後の高知行き全日空561便ボーイング737(乗客乗員計170人)で、気圧が異常低下するトラブルがあり、乗客の30代女性が鼓膜を破る軽傷を負ったと明らかにした。国交省は31日、深刻な事態につながりかねない重大インシデントと認定、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を羽田空港に派遣した。

 国交省や全日空によると、27日午前8時20分ごろ離陸、高度約5千メートルで客室の気圧が下がったとの表示が出たため、約50分後に引き返した。

 通常、客室内は0・8気圧程度を保つよう設定され、0・6気圧前後を下回ると警告表示が出るようになっている。

 国交省の指示を受け、全日空が飛行データを解析したところ、両翼に1基ずつあるエンジンから圧縮空気を抜き出し、客室に送る与圧システム2系統に、いずれも不具合が確認された。

 トラブルの際、パイロットがシステムをマニュアルに切り替え、空気を機外に出すバルブを閉めたところ、正常に戻ったという。部品に目立った損傷はなく、パイロットの操作ミスの可能性も低いといい、安全委が詳しい状況を調べている。

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