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北朝鮮がハッカー攻撃で史上最大の89億円サイバー窃盗か…米映画事件と同手口「国家が金銭盗む目的初めてだ」

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北朝鮮がハッカー攻撃で史上最大の89億円サイバー窃盗か…米映画事件と同手口「国家が金銭盗む目的初めてだ」

史上最大のサイバー窃盗で8100万ドル(約90億円)が被害にあったとされるバングラデシュ中銀=3月、ダッカ(ロイター) 史上最大のサイバー窃盗で8100万ドル(約90億円)が被害にあったとされるバングラデシュ中銀=3月、ダッカ(ロイター)

 【ワシントン=小雲規生】米セキュリティーソフト大手シマンテックは27日までに、2月にバングラディシュの中央銀行がサイバー攻撃で約8100万ドル(約89億円)を盗み出された事件について、2014年に起きたソニーの米映画子会社へのサイバー攻撃と関連があるとの見方を示した。米政府はソニーへの攻撃を北朝鮮による犯行と断定しており、北朝鮮が国際的な金融ネットワークへのサイバー攻撃を仕掛けている可能性が浮上している。

 シマンテックによると、バングラ中銀の事件で用いられたサイバー攻撃の手口が、ソニー子会社を攻撃したグループの手口と類似しているという。米紙ニューヨーク・タイムズは27日付紙面でシマンテックの分析として、「国家が金銭を盗む目的でサイバー攻撃を仕掛けたケースは初めてだ」と報じている。

 バングラ中銀の事件では、ニューヨーク連銀にあるバングラ中銀の口座に対して9億5100万ドルをスリランカとフィリピンの銀行口座に送金するよう指示があり、このうち1億100万ドルが実際に送金され、その後、2千万ドルが払い戻された。送金指示は銀行間ネットワークを運営する国際銀行間通信協会(SWIFT)に承認されており、SWIFTのネットワークにサイバー攻撃が仕掛けられたことが分かっている。

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