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【テレ朝アイドルヘリウム事故】警視庁が「容疑者不詳」で書類送付 「予見可能性ない」

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【テレ朝アイドルヘリウム事故】
警視庁が「容疑者不詳」で書類送付 「予見可能性ない」

 昨年1月、ヘリウム混合ガスを使った番組収録中に女性アイドルグループ「3B junior(スリービージュニア)」のメンバーが意識を失った事故で、警視庁麻布署は刑事事件の立件は困難として、業務上過失傷害容疑の捜査結果を東京地検に書類送付したことが23日、同署への取材で分かった。送付は19日付。

 麻布署は、ヘリウム混合ガスを吸うことの危険性が一般的に周知されておらず、事故の予見可能性は認められないと判断。番組の担当者らの注意義務違反も認められず、刑事事件の立件は困難とした。同署によると、国内では過去に同様の事故はなかったという。

 意識を失った少女(13)は、脳の血管に空気が入り血流が妨げられる「脳空気塞栓(そくせん)症」と診断され、軽度の記憶障害が残ったが、ほぼ回復したという。

 事故は昨年1月28日発生。東京都港区のテレビ朝日本社内のスタジオで、BS朝日のバラエティー番組「3B juniorの星くず商事」の収録中、少女が、パーティーグッズのヘリウム混合ガスを吸った後に倒れた。パーティーグッズには「大人用」と記されていたが、対象年齢などの記載はなかった。

 テレビ朝日は昨年11月、当時の番組プロデューサーらを戒告など懲戒処分にしていた。書類送付を受け、「安全管理体制の一層の強化に取り組む」とのコメントを出した。

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