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【清原和博被告初公判】「心弱くやめられず」 “番長”の豪快さなく

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【清原和博被告初公判】
「心弱くやめられず」 “番長”の豪快さなく

初公判で情状証人として出廷した佐々木主浩さん(左)の証言を聞く清原和博被告(イラスト・勝山展年) 初公判で情状証人として出廷した佐々木主浩さん(左)の証言を聞く清原和博被告(イラスト・勝山展年)

 「寂しさやプレッシャー、ストレスに耐えきれなくなり、1人になると衝動的に使ってしまった」

 覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手、清原和博被告(48)は17日の初公判で、引退後の身の置き場のなさや現実の辛さから生活がすさみ、覚醒剤に手を染めていった“転落の軌跡”を涙ながらに語った。一方、覚醒剤の入手ルートは明確にならず、不透明さも残った。

 この日、深く一礼して法廷に入った清原被告は、紺色のスーツに白いシャツ、青色のネクタイ姿。ひげはきれいにそってあった。

 裁判官に職業を尋ねられると、消え入りそうな声で「無職です」。大きな背中を丸め、声を震わせながら話す様子は、“番長”と呼ばれた往年の豪快な印象からはほど遠かった。

 検察側が明らかにした供述調書によると、「現役を引退した平成20年ごろから覚醒剤を始めた」という清原被告。動機については「現役時代は野球でストレスや不安を解決できたが、引退で目標をなくした。左足も故障で不自由になった。コーチや監督になりたいと思ったが、依頼はなかった。心の隙間を埋めるように覚醒剤を使うようになった」と説明した。

 「自宅には子供がいるため、たいていホテルで覚醒剤を使った。26年に週刊誌に覚醒剤疑惑を書かれ、マスコミの仕事も減った。本当に孤独だった。収入や仕事に不安があり、心が弱くやめられなかった」

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