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【衝撃事件の核心】見知らぬ外国人が住人を装って…増加する空き家を国際詐欺に使う外国人グループの手口とは

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【衝撃事件の核心】
見知らぬ外国人が住人を装って…増加する空き家を国際詐欺に使う外国人グループの手口とは

全国の空き家数と空き家率の推移 全国の空き家数と空き家率の推移

 犯罪グループは、ネット通販で家電製品を購入する役、クレジットカード情報を調達する役、購入した家電製品を処分して換金する役-などに役割を細分化していた。日中の国境を越え、空き室を悪用しながら相当数の金額を巻き上げていたとみられている。

不動産業者も関与?出回る「内覧用のカギ」

 不可解なのは、世田谷区のアパートで逮捕された中国人の女が、住民でもないのにカギを持っていたことだ。

 女は調べに対し「王被告の部下から預かった」という趣旨の供述をしており、組対総務課は、空き室の情報や、カギを犯人グループに提供している悪質な不動産業者が関与している可能性があるとみて、捜査を進めている。

 ヒントとなるのが、昨年10月、同様の手口で福岡、山口両県警が中国人留学生らを逮捕した事件だ。

 犯行グループは、空き室の脇に設置された暗証番号付きのキーボックスからカギを入手していた。キーボックスは、空き室の内覧用に、不動産業者が用意しているもの。逮捕された留学生らはこのキーボックスに目を付け、不動産業者が使う専用サイトに不正アクセス。暗証番号や保管場所に関する情報を入手していた。

 内覧用のカギは、息子や孫をかたったオレオレ詐欺や、架空請求詐欺などの特殊詐欺にも悪用された事例が確認されている。

 なかにはカギがなくても、だました被害者に現金を空き家の住所を指定して送らせ、犯人グループのメンバーが空き室の前で待ち構えて受け取る手口も出てきている。

8軒に1軒が空き家・空き室 対策本腰、空き室にステッカー

 総務省によると、平成25年10月時点で全国に6063万戸ある住宅うち、820万戸(約13・5%)が空き家となっている。5年前と比較すると63万戸増加した。8軒に1軒は空き家や空き室となる計算で、人目を忍ぶ犯罪グループにとっては格好の状況が生まれつつある。

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