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成田空港の旧管制塔撤去へ 開港直前の1978年 過激派占拠事件があった

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成田空港の旧管制塔撤去へ 開港直前の1978年 過激派占拠事件があった

撤去されることが決まった旧管制塔。左は現在の管制塔=成田空港 撤去されることが決まった旧管制塔。左は現在の管制塔=成田空港

 開港直前の1978(昭和53)年3月に建設反対の過激派による占拠事件のあった成田空港の旧管制塔が、老朽化のために2018(平成30)年にも撤去されることが決まった。66年に空港の建設場所が閣議決定されてから今年で50年。戦後史に残る激しさだった「成田闘争」の象徴の一つが姿を消すことになる。

 旧管制塔は高さ約64メートル。開港を4日後に控えていた78年3月26日、ヘルメット姿の過激派が最上階の管制室に侵入。無線設備を破壊、部屋にあった書類を窓から投げ捨てた。反対の地元住民らと空港当局の対立が先鋭化していた中での事件で、開港が約2カ月遅れた。

 旧管制塔は修理され、開港後に運用されたが、93(平成5)年、新しい管制塔ができてからは駐機場にある航空機を誘導する「ランプコントロールタワー」に役割を変えた。今夏以降に新しいランプタワーの建設が始まる予定で、旧管制塔は新タワーが完成次第、撤去されることになる。

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