産経ニュース

【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈562〉】熊本地震による原発安全性で各誌真っ向対決 朝日は「危ない」×新潮は「余裕がある」…

ニュース 社会

記事詳細

更新

【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈562〉】
熊本地震による原発安全性で各誌真っ向対決 朝日は「危ない」×新潮は「余裕がある」…

 『週刊新潮』がスクープした元暴力団会長の殺人、死体遺棄告白、20年前の事件だが、ようやく警視庁が動き出した。19日、供述に基づき神奈川県伊勢原市の山中を捜索、埋められて白骨化した遺体を発見したのだ。

 新聞各紙も報じたが、『新潮』のスクープがきっかけ、と書いた新聞は1紙もなし。

 〈「別の暴力団関係者に殺害させ、知人に遺体を埋めさせた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった〉。これは20日の読売だが、他紙も大同小異。週刊誌に抜かれたことが口惜しいのかもしれないが、フェアではない。

 熊本大地震。こういう時の週刊誌は難しい。新聞やテレビが大取材陣を送り込んで連日報道、被害の実態や感動秘話はほとんど出尽くしている。週刊誌はほとんど太刀打ちできない。といって取り上げないわけにはいかない。

 それでも、『新潮』(4月28日号)はワイド型式で「『熊本地震』瓦礫に咲く花」14ページ。『週刊文春』(4月28日号)は「熊本大地震“不都合な真実”」10ページ。焦点は原発だ。

 『文春』が「原発は本当に大丈夫か?」と〈徹底検証〉。『週刊朝日』(4・29)も「川内、伊方、玄海 やっぱり原発は危ない」。これに対し『新潮』は「『川内原発停止』を言い出した野党『便乗政治家』の見識」と真っ向対決。

 『文春』では、岡村眞高知大特任教授(地震地質学)が、目安となる「基準地震動」が昨年650ガルに引き上げられたが、それでも伊方原発は危うい、と。

 〈「熊本大地震は1580ガル(中略)固い岩盤の上にあるとはいえ、650ガルでは到底耐えられない」〉

続きを読む

「ニュース」のランキング