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「副担任にたたかれた」…いじめ受けた女子生徒が被害届 秋田県立能代松陽高、問題こじれる

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「副担任にたたかれた」…いじめ受けた女子生徒が被害届 秋田県立能代松陽高、問題こじれる

秋田県議会教育公安委員会に臨む米田進教育長(左)ら県教委幹部=3月29日(渡辺浩撮影) 秋田県議会教育公安委員会に臨む米田進教育長(左)ら県教委幹部=3月29日(渡辺浩撮影)

 秋田県立能代松陽高(能代市)に通っていた女子生徒(17)がいじめを受けたと訴えて不登校になり、今月転校した問題が、こじれにこじれている。副担任だった40代の女性教諭にたたかれたとして、女子生徒が能代署に暴行罪で被害届を出していたことが新たに分かった。秋田県で初めて、いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」と判断されたこの問題。学校で何が起こっていたのか。(渡辺浩)

 「副担任にたたかれた」

 女子生徒が被害届を出したのは、1月13日に体育館で行われた3学期の始業式での出来事だ。整列し、長岡光夫前校長(先月末で定年退職)のあいさつを聞いている最中、副担任からファイルで頭をたたかれたと訴えている。女子生徒はその日を境に学校に行かなくなった。

 学校側の聞き取り調査に対し副担任は「隣の生徒と話していたので注意した。ファイルが当たったかもしれないが、感触はなかった」と主張している。

 女子生徒の父親は「娘は体調が悪く、『座ってもいいかな』と話していたところをたたかれた。副担任は娘の体調が悪いことをよく知っていたし、この行為はいじめをめぐる対応の悪さの延長線上にある」と、学校側への不信感をあらわにする。

 能代署は当事者や目撃者からの事情聴取や実況見分を行うなど捜査している。暴行罪の構成要件である「人の身体に対する不法な有形力の行使」と判断されるかどうかは微妙だが、いじめ問題の混迷を示す一例といえる。

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