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【欧州震撼】欧州テロの裏にIS「本拠地」での劣勢 ナンバー2殺害、世界遺産地域奪還…サッカー場でも自爆テロ

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【欧州震撼】
欧州テロの裏にIS「本拠地」での劣勢 ナンバー2殺害、世界遺産地域奪還…サッカー場でも自爆テロ

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)がベルギーなど欧州や中東各地でテロを活発化させている背景には、「本拠地」のシリア・イラクで軍事的に劣勢にあるとの事情も作用しているとみられる。過激なジハード(聖戦)主義を掲げるISは、何らかの戦果を挙げ続けなくては求心力を保つのが難しいためだ。

 カーター米国防長官は25日、米特殊部隊が今週実施したシリアでの軍事作戦で、ISのナンバー2、アブドルラフマン・ムスタファ・カドゥリ(通称ハッジ・イマーム)容疑者を殺害したと発表した。

 同容疑者はISの財政運用などを担ってきたとされる人物。カーター氏はカドゥリ容疑者の死亡はISの指揮命令系統に大きな打撃になるとの見方を示した。

 対ISでは米国主導の有志連合やロシアの空爆のほか、米国の支援を受けるイラク政府やクルド人勢力が地上戦を展開してきた。

 25日にはシリア政府軍が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されている中部パルミラ遺跡の城塞をISから奪還。ISが掌握する油田の破壊なども進んでいることから、ISは財政的にも逼迫(ひっぱく)しているとされる。

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