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【栃木女児殺害公判】秘密扱いの「Nシステム」記録 公判での利用は異例

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【栃木女児殺害公判】
秘密扱いの「Nシステム」記録 公判での利用は異例

 平成17年12月、栃木県今市市(現日光市)の小学1年、吉田有希ちゃん=当時(7)=が殺害された事件で、殺人罪に問われている、栃木県鹿沼市、無職、勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判第2回公判が1日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)であり、現場を指揮した警察官が検察側証人として出廷、自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)の記録に関して証言した。通常、秘密扱いにされているNシステムの記録が公判で利用されるのは異例だ。

 証言した警察官は、Nシステムについて「機械に照会すれば設置場所を通過した車のナンバーや日時、進行方向が分かる」とした上で「秘匿性が高く、設置場所の情報が公になれば犯罪者に悪用されると聞いている」と説明した。

 検察側は、Nシステムの照会結果を示した資料6枚を提示し、事件で犠牲となった吉田有希ちゃん=当時(7)=が失踪した翌日の17年12月2日、勝又被告の車が宇都宮市内の3カ所のNシステムに記録されていたと指摘。同市鐺山町(こてやままち)の国道123号では、午前2時20分に東へ向かい、同6時12分には西に向かって走行していたと、勝又被告が、自宅方面から遺体遺棄現場方面を往復していたことを示す客観的事実の1つとした。

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