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国立国会図書館、「亞書」発売元に代償金136万円返還求める 高額本納本問題

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国立国会図書館、「亞書」発売元に代償金136万円返還求める 高額本納本問題

 国立国会図書館にギリシャ文字などで書かれた高額本が相次いで納本され、発売元に代償金が支払われていた問題で、同館は2日、りすの書房(東京都)に代償金約136万円の返還を求めると発表した。

 納本されたのは1冊6万4800円(税込み)の『亞書(あしょ)』。国立国会図書館法は民間の出版物にも納本を義務付けており、通常、小売価格の5割と郵送料が代償金として支払われる。

 同館はこれまでに納本された78冊のうち42冊について136万1460円を支払ったが、ギリシャ文字とラテン文字が入り交じった解読不能な内容で、販売サイトが閉鎖されたことなどから、支払いが適切だったか調査を進めていた。

 同館は関係者への聴取などから、亞書は頒布部数が少なく、内容も「世界のどこかで使われている言語とは確認できず、社会通念上、文書にも図画にもあたらない」として納入義務の対象ではないと判断。返金を求め、78冊も返却する。

 同社が発行・発売する出版物は同館に291冊届き、うち243冊分の代償金として621万7884円を支払ったが、亞書以外は「納本の対象外と判断するほどの顕著な問題点は確認されなかった」として返金は求めないという。

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