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高校野球部員の熱中症死 「監督に過失」が最高裁で確定

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高校野球部員の熱中症死 「監督に過失」が最高裁で確定

 徳島県阿波市の県立高で平成23年、野球部の練習中に倒れた2年の男子生徒=当時(17)=が熱中症で死亡したのは、監督が注意義務を怠ったためとして、両親が県に約5500万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)は、県側の上告を退ける決定をした。県に約4500万円の賠償を命じた2審高松高裁判決が確定した。決定は21日付。

 生徒は23年6月、29度以上あったグラウンドで100メートル走の練習中に熱中症で倒れた。1審徳島地裁は「生徒に具体的な熱中症の兆候が表れていたとは認められず、監督に過失はなかった」と訴えを退けた。一方、2審は生徒が100メートル走を繰り返してけいれんを起こして倒れたと認定し「監督に練習を続行させた過失があり、応急措置を取るべき注意義務を怠った」として、県に賠償を命じた。

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