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【軽井沢スキーバス転落】「賠償金」の額、専門家が算出 大学生の「奪われた未来」に代わる価値はあるか

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【軽井沢スキーバス転落】
「賠償金」の額、専門家が算出 大学生の「奪われた未来」に代わる価値はあるか

バスの転落事故現場。献花し、手を合わせる女性=長野県軽井沢町

 事故では15人の死亡のほか、現在、1人が重体、16人が重傷、9人が軽傷となっている。

 事故調査に詳しい太平洋法律事務所の国府泰道弁護士は「同様の事故で人が亡くなった場合、過去の判例に照らすと慰謝料は1人あたり2300万円程度になる」と話す。

 この慰謝料とは別に発生するのが逸失利益で、亡くなることがなければ、本来得られていた収入を指す。計算方法によって変わってくるが、国府氏は「男性の大学生の場合、基礎収入は648万円。22歳から67歳まで45年働き、うち生活費に50%かかったとする。その場合、中間利息を控除した係数を乗じた逸失利益は、5758万円になる」と話す。

 同じ大卒であっても女性は基礎収入が男性よりも低いため、同じく45年働いたと考えると逸失利益は3936万円にとどまるという。

 慰謝料と合計すると、その総額は男性が8058万円で女性が6236万円。大金には違いないが「奪われた未来」に代わる価値があるかは疑問が残る。

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