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【世田谷一家殺害事件 迷走の15年(中)】「結局何も分かっていない」 捜査員ごとに異なる犯人像

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【世田谷一家殺害事件 迷走の15年(中)】
「結局何も分かっていない」 捜査員ごとに異なる犯人像

世田谷一家犯人像など

 ◆混血犯行説

 これまでの捜査で、犯人の履いていた靴は、日本で販売していない28センチサイズの韓国製「スラセンジャー」と判明している。階段などに残されていた横向きとも見える足跡は、犯人が音を出さないように歩くためと、上と下いずれかから住人と鉢合わせしても対応できるよう考えたともとれ、生理用品で止血する手法とともに、軍隊経験者の知識とされる。そのため、徴兵制度のある「韓国人犯行説」がささやかれた。

 ただ、元捜査幹部は真っ向から否定する。「足のサイズは不完全な足跡からの推測にすぎない。横向きに歩いたのは、足元が血でぬるついていたので単純に滑るのを防ぐため。生理用品は裏返しに使われていて、軍隊経験者とは思えない」

 「スケートボーダー犯行説」はどうか。遺留品のヒップバッグからは、スケートボードの滑り止めに使われるチタン酸バリウムなど4、5種類の微物が検出された。バッグやハンカチに付着していた香水は当時、若いスケートボーダーの間で流行していたものだ。現場に隣接する公園にはジャンプ用の板などが置かれ、深夜までスケートボード愛好者が集まっており、一家と騒音トラブルでもめていたという話もある。

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