産経ニュース

「ビバルディみそ」の大豆に偽装肥料 メーカーが回収始める 太平物産の問題で判明

ニュース 事件

記事詳細

更新


「ビバルディみそ」の大豆に偽装肥料 メーカーが回収始める 太平物産の問題で判明

回収が行われている有機みそ(マルカワみそ提供)

 「ビバルディの音楽を聴かせて熟成させた有機みそ」として話題を呼んでいる商品の原料大豆が太平物産(秋田市、民事再生法適用申請中)の偽装肥料で栽培されていたことが分かり、福井県のメーカーが商品の回収を始めた。

 回収が行われているのは、マルカワみそ(福井県越前市)の「有機みそヴィバルディ750グラム」。「国産有機大豆使用」として、原料を秋田県大潟村の第三セクター、村カントリーエレベーター公社から仕入れたが、肥料販売元の全国農業協同組合連合会(JA全農)の調査で、栽培に使われた肥料に化学成分が入っていたことが判明した。

 マルカワみそは、有機農法で育てた原料や加温しない天然醸造にこだっているほか、この商品は「酵母を活性化することで、味がまろやかになる」として、タンクにビバルディの「四季」の音楽振動を伝えて製造している。河崎宏社長は「迷惑だ。偽装をした太平物産が世間から見放されるのは当然。損害についてはカントリーエレベーター公社に請求する」と話している。

 太平物産の肥料は東日本11県で販売され、農家が有機農産物や特別栽培農産物の認証を失ったり、「特別栽培米使用」をうたった日本酒が回収されるなどしているが、西日本で影響が明らかになったのは初めて。

「ニュース」のランキング