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【東日本豪雨】堤防補強し決壊抑制 国交省、避難時間を確保

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【東日本豪雨】
堤防補強し決壊抑制 国交省、避難時間を確保

 国土交通省は30日、茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊した関東・東北豪雨を受け、堤防を川の水が越えても崩れにくくする補強工事を進める方針を決めた。これまでは水が越えないよう堤防を高くする整備に取り組んできたが、想定外の豪雨が多発していることから、比較的簡易な補強で決壊を遅らせ、周辺住民が避難する時間を確保する狙い。

 鬼怒川では水が堤防を越えて住宅地側の土手を削り取り、約2時間後に堤防が崩れた。補強工事では、住宅地側の土手にブロックを埋め込むなどして削られにくくし、堤防上部はアスファルトで舗装、すぐには崩壊しないようにする。

 補強工事は、住宅地が近いのに堤防に十分な高さがない地域を対象に来年度にも着手する。国交省は「気候変動で今後、施設の能力を上回る洪水の発生頻度が高まる」として、水が堤防を越えた場合でも、被害を最小限に抑えることに力を入れることにした。

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