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【菊地直子被告逆転無罪】「テロの認識あったと言えない」東京高裁 被害者は「罪の意識持っていたはず」

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【菊地直子被告逆転無罪】
「テロの認識あったと言えない」東京高裁 被害者は「罪の意識持っていたはず」

東京高裁での逆転無罪判決を受け、釈放される菊地直子元オウム真理教信者(中央)=27日午後5時12分、東京・小菅の東京拘置所

 検察側は「アジトに頻繁に出入りし、教団幹部らと会話していたほか、爆薬の製造を手伝っており、危険物製造の認識はあった」と主張。一方、菊地元信者や弁護側は「薬品は教団が地下鉄サリン事件とは無関係であることを証明するための実験に使われると思っていた。爆薬の原料だとは認識していなかった」などと無罪を主張していた。

 1審判決は、元教団幹部・井上嘉浩死刑囚(45)の「爆薬を菊地元信者に見せてねぎらった際、菊地元信者は『頑張ります』と答えた」とする証言などから、菊地元信者には危険物製造の認識はあったと認定、実刑判決を下した。

 しかし、27日の東京高裁は「井上死刑囚の証言は事件から約17年後になされたにも関わらず不自然に詳細かつ具体的で、信用性には疑問が残る」と判断。「1審判決は、根拠の不十分な推認を重ねたもので、是認できない」と結論付けた。

 被害者の内海さんは判決を受け、「菊地元信者は長年逃亡生活を続け、罪の意識を持っていたはずだ。無罪判決は残念だ」とするコメントを出した。

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