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【肥料偽装】太平物産「国が見逃したものもある」と発表 農水省「趣旨が分からない」

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【肥料偽装】
太平物産「国が見逃したものもある」と発表 農水省「趣旨が分からない」

肥料が積み上げられた太平物産の秋田工場=秋田市茨島(渡辺浩撮影)

 全国農業協同組合連合会(JA全農)が東日本11県で販売した有機肥料の成分表示が偽装されていた問題で、製造元の太平物産(秋田市)が「偽装分には過去に農林水産省の抜き打ち検査をパスしたものも含まれている」と発表した。

 文書は佐々木勝美社長名で24日夕に秋田県内の報道各社にファクス送信された。全農が表示内容と成分が異なっていると発表した678銘柄に「農水省が過去に検査対象として選んだものも含まれております」とした上で、平成11年から25年にかけての7回の抜き打ち検査で農水省がサンプルを持ち帰った10銘柄の名称を列挙。

 「これらの銘柄全てに登録外原料または材料を使用するとともに、農水省に届出または登録した原料割合と実際の原料割合が相違しておりました」としている。

 農水省は、太平物産が過去の抜き打ち検査の際に検査対象リストから偽装分を除外していたと発表しているが、文書は「農水省が持ち帰った肥料にも偽装分が含まれており、見抜けずにパスさせた」と読める内容となっている。

 太平物産の発表について、農水省農産安全管理課の高橋賢課長補佐は「文書の趣旨が分からない。内容を精査したい」としている。太平物産の斉藤玄弥総務部長は「(文書に)書いてある通りだ」と話している。

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