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パワハラ自殺でさいたま市に1300万円賠償命令 「市側は必要な措置取らず」

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パワハラ自殺でさいたま市に1300万円賠償命令 「市側は必要な措置取らず」

 さいたま市職員だった前沢史典さん=当時(41)=が自殺したのは、先輩職員のパワーハラスメントが原因だったとして、両親が同市に慰謝料など計約8100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、さいたま地裁であった。志田原信三裁判長はパワハラを認定した上で、市側の安全配慮義務違反と自殺の因果関係を認め、計約1320万円の支払いを命じた。

 志田原裁判長は、暴言や暴行が半年間に及んでいたと指摘。市側についても「相談を受けた上司らはパワハラを調査せず、配置転換など必要な措置を取らなかった」とした。一方で、両親らも精神状況の悪化を認識していたとして、賠償額の8割を過失相殺した。

 判決によると、前沢さんは平成23年4月から同市西部環境センターで勤務。同年12月に医療機関で「重症の鬱状態」との診断を受けた約1週間後、自宅で首をつって自殺した。

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