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【貳阡貳拾年 第7部 犯罪新時代(5)】金融市場 人工知能に盲点

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 大阪市内のタワーマンションの一室。ノートパソコンの画面には、あらゆる株式銘柄が赤や青などカラフルに表示されていた。

 「インターネット上でどの銘柄がポジティブに、またはネガティブに語られたかを示す分布図です」

 関西学院大学大学院教授(経営学)の岡田克彦(52)はネットの書き込みやニュースから集めた株式に関する過去10年のビッグデータを基に株価に影響を与えるワードを抽出。人工知能(AI)を使って株価を予測させ、どの銘柄が買いか売りかを判断する。

 外国証券のトレーダーだった岡田は自ら投資助言会社も運営、AI売買システムの運用実績は年率10%以上。今年2月には大手信託銀行と独占契約を結んだ。

 世界最大のヘッジファンド運用会社もAIを使った売買システムを開発中とされる。岡田は「近い将来、AI投資が主流となる可能性がある」と予測する。

 2010年に米ダウ工業株30種平均が1000ドル以上暴落した「フラッシュクラッシュ(瞬間暴落)」を引き起こした相場操縦に関与したとして、今年4月に英国人トレーダーが逮捕された。AIがこうした金融犯罪に絡めば、もっと大きな衝撃が世界の証券市場を襲うかもしれない。

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