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【貳阡貳拾年 第7部 犯罪新時代(3)】議論されない「裁判員年齢」 18歳が18歳を裁く日は来るか

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 裁判員経験者の考えはさまざまだ。

 「同じ世代の裁判員がいるほうが、被告の気持ちを理解できるし、事件の本質を深く探れると思う」と話すのは大学3年生の男性(21)。18、19歳では社会経験が浅いとの指摘に対しても、「最終的には多数決で判決を決める。仮に極端な意見を持っていたとしても結論に影響は少ない」と感じている。

 引き下げに反対なのは、自営業の女性(66)だ。若者と接する中で、「20歳以上の大学生と18歳の高校生では年齢差以上に社会経験の違いは大きい。高校での生活だけだと視野が狭く、自分の意見を言うことは難しい」とみる。

 裁判員制度の制度設計に携わった弁護士の四宮啓は「年齢引き下げの可否は、裁判員資格の基本にかかわる大切な問題」と指摘する。そもそも、裁判員制度の理念は、「国民主権」の原理から生まれたものだ。

 「だからこそ、裁判員は選挙人名簿をベースに選任する制度になっている。18歳から選挙権を与えて政治参加を認めるならば、裁判員年齢の引き下げも検討すべきだ。国の重要な方向を決定する選挙が可能で、裁判員が不可能という理屈はない」=敬称略

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