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【貳阡貳拾年 第7部 犯罪新時代(2)】加速する受刑者の高齢化 刑務官に求められる介護資格

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 「高齢の女性は出所後の就職が困難なので、生活に困って再犯してしまう。今後、刑務官にも介護の資格が必須になるのでは」

 ベテラン女性刑務官はそう話す。

「刑務所は社会映す鏡」 就職困難生活苦で再犯

 栃木刑務所(栃木県栃木市)から北東に約100キロ。栃木県北部、那須連山の麓に広がる田園地帯に黒羽刑務所(大田原市)はある。今年9月1日現在の受刑者約1150人(外国人除く)のうち、約19%が60歳以上。10年前と比べ倍増した。罪の多くは窃盗だ。

 7棟ある居室棟のうち、1棟は高齢者を多く収容する。作業工場までの通路は段差が少なく、手すりもある。工場の担当刑務官は「体力的な理由から、ここでは軽易な作業しか行いません」と話す。約70人が並ぶ長机の上には、伝統工芸品の材料が置かれ、若い受刑者が手を貸している。

 「言われているほど社会が高齢者のことを考えてくれているとは思えない。出所した後、食べていけなくなると、どうしても(再犯を)やってしまう。これからそういう高齢者はもっと増えるはず」。81歳の男性受刑者は胸の内を語った。

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 「最初からあんたたちに会えていれば、再犯なんかしなかったのに…」

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