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仕手筋元代表立件へ 大量注文指示、相場操縦疑い 東京地検特捜部

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仕手筋元代表立件へ 大量注文指示、相場操縦疑い 東京地検特捜部

 大手仕手グループ元代表の男性(74)が、インターネットの株式サイトに根拠のない情報を書き込んで保有株の価格を不正につり上げ、約60億円の売却益を得ていたとされる疑惑で、元代表がサイトの会員らに大量の買い注文などを指示していたことが25日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は金融商品取引法違反(風説の流布、相場操縦)容疑での立件に向け、詰めの捜査を進めているもようだ。

 関係者によると、元代表らは「般若の会」という団体名で株式サイトを運営。平成23年11月以降、サイトのコラムに、元代表の実名で、当時大証1部に上場していた化学メーカー「新日本理化」を示唆し、過去に元代表が行った仕手戦で株価が急騰したケースを示しながら「同じように大相場になる」などと株価が上昇するかのような書き込みをしたとされる。

 金商法は、株価を変動させる目的で根拠のない情報を流す行為を「風説の流布」として禁じており、特捜部はサイトへの複数回にわたる書き込みがこれに当たるとみて捜査している。

 さらに、元代表は書き込みを繰り返す一方、サイトの会員や親族らに、大量の買い注文を断続的に出して意図的に株価を上げる「買い上がり」などを電話で指示していたという。特捜部はこうした行為が金商法が禁じる「相場操縦」にも当たるとみているもようだ。

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