産経ニュース

【暮らしの注意報】高所“平気”症の子供たちが急増中? 高層マンション暮らしで怖さ薄れ…転落事故も続々と

ニュース 社会

記事詳細

更新

【暮らしの注意報】
高所“平気”症の子供たちが急増中? 高層マンション暮らしで怖さ薄れ…転落事故も続々と

 織田教授によると、昭和60年代ごろから、高層マンションで子育てをする家族が増加。子供が高い場所が危険かどうかを判断する感覚は、4歳ごろまでに大人の約8割ほどのレベルまで発達するが、この時期を高層階で過ごす子供も多くなった。子供は、自分の目線の高さを基準に地面との距離を把握し、「高いかどうか」を判断する。そのため、高層階の部屋では空に近い景色は見えても地面が見えないため、高い場所が怖いと思う感覚が育ちにくいのだという。

 織田教授は「高層階で暮らす子供は、意識的に地上で遊ぶ機会を取り入れてほしい」と話す。滑り台やジャングルジムなど、地面が見える範囲でさまざまな高さの遊具などで遊ぶなどし、感覚をつかませることが重要だという。

ベランダでカフェ気分

 都心部のマンションを中心に、限られた室内の居住スペースを少しでも有効活用しようと、ベランダを部屋の延長として利用する家庭も多くなっている。ベランダにいすやテーブルセットなどを置き、自宅でカフェ気分を味わったり、晩酌をおしゃれに楽しむライフスタイルも提案されるようになった。しかし、物を置くことが増える分、子供が転落するリスクが高まっているとの指摘もある。

 東京都板橋区の女性会社員(43)は、長女(4)が生まれたときからマンション10階の部屋に居住している。ベランダからは富士山も見えるため、いすやテーブルを置き、気候のいい時期にはコーヒーなどを飲みながら外の景色を楽しんでいた。長女も、雨などで外出できない時にはベランダで遊ぶことも多く、長い時間を過ごすことがごく当たり前の生活だったという。

続きを読む

このニュースの写真

  • 高所“平気”症の子供たちが急増中? 高層マンション暮らしで怖さ薄れ…転落事故も続々と

「ニュース」のランキング