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ロッカーで現金受け渡し、電子マネー…特殊詐欺、盲点つく新手口

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ロッカーで現金受け渡し、電子マネー…特殊詐欺、盲点つく新手口

 カード犯罪を防ぐための生体認証が、抜け道として悪用されていたことが17日発覚した。警察当局は金融機関などと連携して特殊詐欺被害の未然防止対策を推進しているが、詐欺グループ側では、そんな連携策の盲点を突く手口を次々に考案している。いたちごっこが繰り広げられ、詐欺被害は高止まりが続く状況だ。

 「現金はコインロッカーに預けて、指定した暗証番号を設定してください」-。最近の特殊詐欺事件で聞かれるようになった新手口の一つだ。

 近年増えつつある暗証番号で開閉するタイプのコインロッカーを悪用した手口。詐欺グループ側は指定した暗証番号で現金を預けさせ、後に扉を開けて持ち出す仕組みだ。現金を被害者から直接受け取らないため、顔を見られることがないほか、詐欺グループの都合にあわせて現金を回収できるという。

 警察庁によると、今年1~8月に認知された特殊詐欺の被害件数は全国で8415件(前年同期比9・3%増)、被害金額は311・2億円(同12・5%減)となっている。被害件数は平成22年以降増加を続けており、被害金額も依然として高水準だ。

 こうした被害を助長しているのが、暗証番号式コインロッカーを利用するなど次々に“発明”される新手口だ。現金を宅配便などで空き家に送らせる手口では、不動産業者が内覧用に付近に隠しているカギを使って空き家に侵入。住人を装って荷物を受け取る場合もあるといい、不動産業関係者が協力している可能性もある。

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